あせもの種類によっ使用する薬も！
夏のお肌の大敵、あせも。
このあせも、できるならなんとか治療したいですよね。
しかし一口に治療と言っても、どうしたら良いやら…。そもそもあせもと言っても白いあせもと赤いあせもがありますし、それによって使用する薬だって違ってきます。
では、白いあせもと赤いあせもの違いはなんでしょうか？
白いあせもは、まだ炎症をおこしていません。あせもの中でもまだ軽い状態ですので、かいた汗をそのままにしないよう気をつけ、皮膚を清潔にしておけば自然に治ることも多いです。白いあせもに薬を使うなら、スキンケア用ローションが良いでしょう。お風呂の後に皮膚に塗ることで、皮膚を清潔に保ってくれます。
もう一つのあせも、赤いあせもは、皮膚が赤くなってかゆみが伴います。白いあせもと違い、炎症を起こしているのです。赤いあせもには、スキンケア用ローションよりも炎症をおさえかゆみを止める成分が入った軟膏を使いましょう。薬を塗る前には、汗疹ができている所をよく洗うようにしてください。もし、あせもがひどくなって、特にかゆみが強くなってしまった時は、少々強いですがステロイドが配合されている軟膏を使ってみるとかゆみが治まります。この薬には、かゆみの原因となる炎症細胞が汗疹部分に集まるのを抑えてくれると言う働きがあるからです。
上記のように、あせもに使用する薬には軟膏タイプとローションタイプ、２つのタイプがあります。ベタベタするのが嫌、と言う方はローションタイプの薬を使用すると良いでしょう。ローションタイプならすぐに乾くのでベタベタしませんし、服を着てもくっつきません。ですから背中などの広い範囲に塗る場合や、首のまわりに塗る場合は軟膏よりもローションタイプの薬の方が良いかと思います。しかし、あせもが特にひどい部分があるようでしたら、そちらには軟膏タイプを塗るようにした方が良いでしょう。
あせもの薬を塗るタイミングは、入浴後などの肌が清潔な状態の時。あせもがひどく、一日に何度も塗り直す場合は、塗る前に皮膚を温かいタオルでやさしく拭いてあげてから塗りましょう。また、もしあせもを引っ掻いてしまい傷ができているようでしたら、悪化しないよう傷口を消毒しておきます。あせもを掻き壊した所がすでに化膿してしまっていたら、抗生物質入りの軟膏を使いましょう。
