赤ちゃんのあせも対策

赤いあせもと白いあせも

夏になると多くの人が悩まされる「あせも」。さて、このあせもには2つの種類があること、ご存じでしたか?

1つ目が赤いあせも。これは「紅色汗疹」といい、痒みを伴います。

そして2つ目が「水晶様汗疹」と言いう白いあせも。自覚症状がないのが特徴です。


【白いあせも】

このあせもは、皮膚の表面(角質層)、あるいはそのすぐ下に汗が溜まることによってできます。

これは日焼けをした時などによくできるあせもで、皮膚に玉のような透明の水疱ができます。大きさは1〜2ミリで、広範囲にびっしりとできるのですが、この水疱は涼しくしていれば自然と破れて治ります。

また、ウロコのようなあとができることもあるのですが、このあとはすぐに目立たなくなりますから、治療は特に必要ありません。

先にも軽く触れました通り、痒みなどの自覚症状はありませんし、炎症などもおこりません。


【赤いあせも】

あせもと言えば、普通はこの赤いあせもを思い浮かべるでしょう。

この赤いあせもは皮膚の内側(表皮内)に汗が溜まることによってできます。こちらは白いあせもと違い、痒みなどが生じるため自覚症状がり、炎症も起こすのが特徴です。

赤いブツブツができるのですが、その大きさは白いあせも同様、ごく小さなものから2〜3ミリになる程のものまで。ものによっては水や膿を含んでいるものもあります。

摩擦をしたり引っ掻いたりすることで二次感染を起こし、悪化させてしまうこともあるので、むやみに触ったり引っ掻いたりせず、しっかりとした治療をするようにしましょう。

特にお肌がデリケートな赤ちゃんや子供には気をつけてあげてください。小さな子は掻かないようにと言い含めても痒みを我慢することができず、引っ掻いてしまいますから、あせもができないように注意しましょう。例えばかいた汗をそのままにしない、汗を吸いやすい肌着を着せる、などしましょう。

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